往年の名靴、ニューバランスM1500UKを愛用されている方と長く履きたい方に必見。アッパーにレザー素材を使っているモデルが多く、色あせが気になっている方が多いと思います。
スニーカーは履きつぶすものではない!
修理サービスに出しても染色までは行ってくれませんので、私は自宅で靴を洗った後に自分で染め直しを行っています。1回のコストも高くなく、他のスニーカーにも応用出来ますのでおすすめです。
レザー部分は「染める(染色)」すれば元通りになる。
この記事は、レザー部分の染色方法とそれに必要な道具を紹介しています。とてもニッチなメンテナンス道具になりますので参考になればうれしいです。
スニーカーを履きつぶしてしまう方も多いと思いますが、この記事を読んで長く大切に履くことが出来るようになります。ぜひ実践されてください。
▸ newbalance1500UKの染め直し方法
▸ レザーの染色方法とそれに使用する便利な道具
▸ 日々のお手入れ方法
染め直しに必要なメンテナンスの道具たち
▸ 左から順番に
・無水エタノール:アルコールの希釈に利用します
・染料:黒と青を用意します ※ 染料にはアルコール性と水溶性がありますが題なく混ざります。
・容器:染料を入れる容器
・筆:染料を塗る筆
・手袋:染料が手につくとなかなか落ちませんのでゴム手袋があると良いです。
ローパススピラン染料
▲ レザークラフトで有名な皮革用の染料です。多彩な色の種類があり調色に便利。(アルコール性)
ローパスバチック染料
▲ レザークラフトで有名な皮革用の染料です。多彩な色の種類があり調色に便利。(水溶性)
タピールレーダーオイル
▲ 皮革や木工製品に利用することが可能な天然成分で出来たメンテナンスオイルです。皮革製品から合成皮革などにも幅広く利用できます。ドイツ製でおしゃれな瓶に入っていますので、インテリアの質を損ないません。
色落ちの染め直し方法と手順
今回使用したM1500UKはネイビー色でしたので、アルコール染料を(青3:黒2)の分量で配合しています。初めての方はなるべく薄い色から調色を行うことで、より失敗の少ない仕上がりとなります。
染め直しのコツを紹介
一回で濃い色を塗ってしまうと失敗するリスクがあります。始めは染料を薄く調色し、薄く塗り重ねながら塗っていく方が良いでしょう。無水エタノールで希釈すると染料の乾きも早い為おすすめです。
M1500のアッパー革部分はネイビー色の為、青3:黒2で調合します。
無水エタノールで染料を希釈した方が色むらが少なく綺麗に仕上がります。染料を塗っている最中は水分を含んでいますので色味が濃くなります。乾燥させながら時間を空けて丁寧に塗り広げていくことがコツです。
アルコール染料はすぐに揮発しますので、渇くまでに時間がかかりません。その代わりアッパー部分の革が乾燥してしましますので、油分の補給とメンテナンスを行ってあげましょう。
染色したままにすると、革が乾燥しますのでひび割れの原因になるかもしれません。
まとめ
スニーカーを履きつぶす方は多いと思いますが、M1500UKは修理サービスもありますのでソール部分を新品に交換することが出来ます。
また、素材部分に天然皮革を利用している靴は沢山あります。皮革はもともとが染色されていますのでご自身で染色が出来ることによって様々な靴に応用が利くようになりますよ。
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