起毛革の皮革小物や革靴の、雨濡れ、汚れ、お手入れ方法。【スエード・ヌバック・ベロア】

起毛革の雨濡れ、汚れお手入れ方法 手仕事_修理&お手入れ
起毛革のお手入れについて

起毛革はそのまま使うと水や汚れに弱いですが、防水スプレーの利用など保護をしやすい為、雨天時に利用される方が多いと思います

利用用途は幅広く、アウトドアやガーデニング用の手袋、革靴、ジャケット、バックなど様々な用途で使われる万能素材です。起毛革はお手入れの方法によっては起毛が瘦せてしまうリスクがありますので、素材(革)の特徴を抑えてお手入れを行う必要があります。

起毛革の種類【スエード・ヌバック・ベロア】

吟面(表面)、床面(裏面)のいづれかを、ヤスリや砥石で荒らした革のことを総称して起毛革と呼びます。スエード、ヌバック、ベロアが代表的な起毛革ですが、鞣した革のどちらの面を”荒らしたか”、”素材の違い”で分類されています。

注1)ベロアの素材は化学繊維や人工皮革の呼称にも使われるようです。

起毛革の種類表
起毛革の種類マッピング

お手入れ方法【ブラッシング、汚れ落とし、仕上げ】

ブラッシング

起毛革はブラッシングが基本です!雨にぬれたり利用時間が長くなると、起毛が寝てしまい全体的に色あせた印象になります。

少し硬めの豚毛ブラシを利用し、起毛の繊維方向と逆向きにブラッシングをしてあげてください。目安としては起毛革の色が濃くなったことを確認すると判断しやすいです。

一般的に真鍮製のブラシなど、金属製のワイヤーブラシを推奨されていますが、起毛が取れてしましますので過度な利用は避けて優しくブラッシングをしてあげてください。

革靴のブラッシング比較
ブラッシング比較

汚れおとし

擦り傷や雨染みなどの黒く変色する汚れが多いですが、専用の生ゴムクリーナーや液体の皮革用クリーナーを利用し汚れを落としていきます。

生ゴムクリーナーを利用する場合は、起毛革を擦り汚れを落としますので、多用すると革が痩せてしまします。擦りすぎには十分注意しましょう。

付着物によって液体のクリーナーやアセトン、アルコールを利用しますが、利用する際は綿棒などを利用し、汚れが付着している部分のみ使用してください。皮革製品は染色されているため、強力な液体クリーナーを利用した場合、色落ちの恐れもありますので注意が必要です。

革靴の仕上げ比較
仕上げ比較
💡 汚れ落としのポイント

・生ゴムの擦りすぎ注意
・液体クリーナーを利用する場合色落ち注意
・過度な汚れ落としは革が痩せる

仕上げ

スプレータイプの起毛革専用の栄養剤が市販されています。液体・スプレータイプの物は有機溶剤不使用の物が多い為おすすめです。シリコンオイル、天然オイルを主成分とした栄養剤を多く目にします。

栄養剤を噴霧後にブラシで優しく伸ばすようにブラッシングしていきましょう。起毛革がしっとりすると完成です。

💡 仕上げのポイント

・栄養剤を利用する
・優しくブラッシングする

纏めと、お手入れのコツ

いかがでしたでしょうか?暖かくなる春先にはローファーを履いたり、季節的に急な雨も多くなりますので起毛革の革靴は春から夏にかけて重宝する素材と思います。

お手入れも簡単ですので、特に”やりすぎに注意!”してお手入れを楽しんでみてください。

おすすめ道具紹介

  • 使用した革靴 / LA CORDONNERIE ANGLAISE (ラ コルドヌリ アングレーズ)

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